grip works
セーバーとは、(saber - 剣、刀)の意ではなく、セーバー(saver -守るもの)にしました。
殺りくする為でない。競うものでもない。豊かな自然の中で、いつまでもこの魚に遊んでもらう為に、、、。
バスセーバー スタンダードモデル 基本スペック
全長 約29センチ 自重 約200g強
素材
メインカバーシャフト他 / アルミ合金
グリップ / 強耐水強耐候ラバー
シングルタイプ
price ¥
バスセーバー セミダブルモデル 基本スペック
全長 約37センチ 自重 約230g強
素材
メインカバーシャフト他 / アルミ合金
グリップ / 強耐水強耐候ラバー
セミダブルタイプ
price ¥
皆さんが、バスセーバーを手に取られて最初に出る言葉の多くは、「軽い!」でした。
確かに、金属パーツを多く使っておりますので、見た目のメタリックなイメージと実際に持ってみたイメージとが違うからでしょう。
バスセーバーのメインカバーシャフトやグリップ部のリングは、アルミ合金製です。ステンレス等に比べれば軽いのはもちろんですが、実は何度も試行錯誤した結果の「重心の位置」からくる軽さです。
軽くても重心が悪いと、重く感じたりします。カーボンの軽いロッドでもタックルバランスが悪いと、リールを装着して振った時に何か違和感があるのは、そうした事例です。
グリップエンドにバランサーを付けたりする事で、重量は重くなっているのに何か軽く感じる、あるいはスムーズにロッドを振り抜ける事と同じ原理です。
バスセーバーも開発段階で、あらゆるリールやロッドを装着してベストなバランスや重心の位置を探りました。
このベストな重心位置こそが、1日釣りをしても持ち重りしない「疲れないタックル」を実現するのです。
「疲れない」という事は、キャストのアキュラシー、正確さを維持し続けられる事。結果的に、釣れる確率が上がる事を意味します。
トップウォーターの釣りにおける、「キャストの正確さ」の重要性は、もはや説明不要でしょう、、、。
グリップは、強耐水耐候性ラバーとアルミワッシャーの組み合わせ。握っても適度に空間が出来て快適です。
※2011モデル以降のモデルは、メインカバーシャフトのサイドピン(ヘッド近くの左右についているピン)がありません。
トリガーは、「ハーフトリガー」。指を軽く置くだけの突起です。しかし、この形状と大きさが1日振っても指が痛くならない秘密です。
バスセーバー 組み合わせ例
例1 ロッドとリールを同系色
組合せ例 1 ロッド/ グリーン リール/ アブ2500番グリーン ヨーダーのセーバーでしょうか?ヨーダのパーソナルカラーである、グリーンを基調とした組み合わせです。ロッドのグリーンとリールのグリーンを同系色で組み合わせる事により、統一感が出てカッコイイです。水面に映えそうな色ですね。
例2 グリップとリールを同系色
組合せ例 2 ロッド/ ピンク (特注 バスセーバーロッド) リール/ シマノ バンタム100 僕の組合せは、ロッドとリールを同系色にせずにリールをメタリックなものにしてグリップとの統一感を出したパターンです。フェルールもシルバーが良いと思いますが、ブラックでも合うかも知れません。
組み合わせ例 3 ロッド/ スカイブルー (特注 バスセーバーロッド) 、リール/ バリウス200 グリーン、ピンクときて、このブルーでコンプリートでしょうか。蛍光青っぽいスカイブルーを基調とし、スレッドやロゴ等はシルバーや白で組み合わせしています。爽やかな感じです。バリウスのガンメタっぽいボディーと、バスセーバーのシルバーと黒とが実にあってますね。
色々な好み、個性が出ていて面白いです。ユーザーさんの好きなようにコーディネートして下さい!
組み合わせと推奨リール等
• アブ 1500番~2500番 • シマノ カルカッタ50
• オールドダイワ、オールドシマノ(バンタム等)
• ダイレクトリール (スチールロッド等メタリック系で合わせても面白いです)
• どちらかというと、丸形のリールよりも楕円形のリールの方が手になじみやすいと思います。
※ コンクエストDCやアンタレスDC等の最新のタイプ等、リールフットより大きく下にカップが落ちているタイプは、装着出来ない場合がありますので御注意下さい。(今の所、ダイワのリョウガ、アブのレボ等は装着確認出来ています。)
※ あくまで一例ですので、お好みの組み合わせで使って下さい。ご自慢のオリジナルのタックルコーディネートの画像がありましたら何時でも送って下さい!
開発よたばなし。
寝食を忘れて熱中できた。楽しかった。
手の思考
最初のラフスケッチから何十枚にも及んだ設計図ですが、とても楽しい時間でした。
この後、試作品を作り様々なロッド、リールを組み合わせてベストなバランスや重心をさぐりつつ、素材の変更やバランサーウエイトの設定等フィールドテストを繰り返して行きました。やはり、紙の上だけでは指先のフィーリング、手のフィーリング、、、感覚迄は描けません。
僕がモノを創る上で常々心がけている事は、自分が創ってて、あるいはデザインしていてドキドキするようなワクワク感がなければ、人にはとうてい伝わらないという事です。
第三者の客観的な目は冷静ですから、当の自分が楽しんで夢中にならなければ人にはその半分も伝わらないかも知れません。逆に言えば、それ位して初めて少しは人に伝わるんだと思います。
ムチョウワークスとしてリリースしている商品は、全て夢中になって生まれて来た結晶です。その中でも今回のバスセーバーは、始めに何十枚もの設計図やスケッチを繰り返して生まれて来ました。難産だったけど、とても楽しかったです。
僕の脳みその調子が良い時はアイデアが次々と出てくるので食パンをかじりながらでも夢中に線を引きます。なんか本質的なものにすぐそこまで近付いているような気がするんです。休まずにそのまま続けて。
でも、そんなビビットな時間は一時で、つかみかけたものはまた幻影としてどこかにいってしまいます、、、。
そんなのを何回もくり返しながらモノが煮詰まっていきます。脳みその「体調」が良い時に作業を中断して食事してしまうと、どうもそこでアドレナリンやドーパミンが止まってしまう気がするんです。